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第22回 SAPAシンポジウム
天江喜七郎 氏 元 駐ウクライナ特命全権大使
「ウクライナ戦争と日本」
2024年6月25日、如水会館にて第22回SAPAシンポジウムを開催し、天江喜七郎(元 駐ウクライナ特命全権大使)氏による「ウクライナ戦争と日本」の講演をおこないました。
戦火が長引く中で、2年間の評価としてロシアが優勢とし、ウクライナの被占領地域の回復は困難との見通しを示されました。また、英国人H. J. Mackinderのハートランド理論を取り上げ、ハートランドを支配するロシアは世界を支配する予言があることを示されました。これに対抗するためには海洋国家の連携が必要であり、ウクライナ戦争は東アジアの安全保障にも影響を及ぼしているとしました。最後に外交には「仁」の心で相手を思いやり、信頼関係を築いていくことが重要としています。
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講師略歴 天江 喜七郎
1943年仙台市生まれ
1967年一橋大卒、外務省入省
1967年英陸軍 語学学校にてロシア語研修
1968年ロンドン大学に留学
1969年モスクワ大学に留学
外務本省では欧亜局ソ連課、国連政策課長、中近東アフリカ局長等
在外公館ではイラン、英国、韓国、ソ連/ロシア(総括公使)、米国(総領事)、シリア(大使)、ウクライナ兼モルドバ(大使)を歴任
(あまえ きしちろう)
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