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フォーラムのコメント

正確かつ客観的アジア報道を
In 国際情勢と外交 International Affairs
進展する中国からインド、ベトナムへの移管によるサプライチェーン再編
In 世界経済 World Economy
日本がODAで設立・運営を支援するタイ高専で初の卒業式
In 国際情勢と外交 International Affairs
タイで中国製EVが急増
In 世界経済 World Economy
カンボジア国民は中国よりも米国を信頼
In 国際情勢と外交 International Affairs
米中対立はなぜ起きるのか
In 国際情勢と外交 International Affairs
Michael 水野
2024年4月30日
世界の警察官も名だたれですね。
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タイで中国製EVが急増
In 世界経済 World Economy
Michael 水野
2024年3月07日
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タイで中国製EVが急増
In 世界経済 World Economy
トランプ再選への対応を真剣に考えよ。
In 国際情勢と外交 International Affairs
『戦争はいかに終結したか』千々和泰明著(中央公論)
In 国際情勢と外交 International Affairs
Michael 水野
2023年6月04日
終章 教訓と出口戦略 ー日本の安全保障への示唆 本書では3つの示唆を示している。 1. パワーのみが「紛争原因の根本的解決」か「妥協的和平」を左右するのではないこと。 2. パワーバランスの変化が、交戦勢力にとっての「将来の危険」と「現在の犠牲」に対する評価を変えること。 3. 多国間戦争の終結形態は同じ同盟勢力内の戦後を見すえた確執に影響されること。 日本の安全保障については、憲法による必要最小限の自衛権、自衛隊法、重要影響事態法、事態対処法などの法整備がなされている。そのうち、事態対処法は「武力攻撃が発生した場合には、これを排除しつつ、その速やかな終結を図らなければならない」と既定している。つまり、「速やかな終結」が本書のテーマに関連してくることされる。 国家安全保障戦略の目標、その後に策定された防衛大綱(30大綱)のいずれでも「被害を最小化」を定めており、(日本は)「現在の犠牲」の回避に軸足を置いた書きぶりになっていると本書は指摘している。 であれば、もう一度、序章で取り上げた「紛争原因の根本的解決」と「妥協的和平」のジレンマ図を眺めてみてほしい。日本にとって重視するポイントは「現在の犠牲」であり、「将来の危険」より重要となっている。この2つはトレードオフの関係になっており、著者は一歩踏み込で表現していないものの「将来の危険」は重視していないことになろう。 最後に頭の体操でしかないと断りつつ、これを怠ることをしてはならないと本書は結んでいる。「戦争はいかに終結したか」は、私にとって論理的思考を養う名著であった。
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Michael 水野

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